コーヒーの淹れ方

ハンドドリップの中で最も手軽で一般的なペーパーフィルターを使う方法をご紹介します。
紙がコーヒーの油分を吸ってくれるので、すっきりした飲みやすいコーヒーが淹れられるのが特徴です。

必要なもの

コーヒー豆

ペーパーフィルタ

ドリッパー

細口ドリップポット

コーヒーの粉量と湯量

カップ一杯分(約150cc)あたり、粉量:15g、湯量:200mlが適量です。
豆から挽く場合は「中細挽き」で淹れるのがおすすめです。
濃く抽出したい場合は「細引き」「湯を少なめ」に、薄く抽出したい場合は「粗挽き」「湯を多め」など、自分好みのレシピを見つけてください。

ペーパードリップの手順

お湯の準備

お湯を90℃前後でたっぷり湧かせます。お湯が湧いたらドリッパーやサーバー、カップにお湯を注いで温めておきます。

ペーパーフィルターの設置

ペーパーフィルタのチェック部分を折り、ドリッパーに設置します。その後お湯を注いでペーパーを湿らせて、コーヒーに紙の味が出ることを防ぎます。ペーパーが湿ったのを確認したら、コーヒーの粉を入れます。

コーヒー豆の蒸らし

最初の注ぎは、コーヒーのおいしさを決める一番大切な工程です。
粉全体にお湯が浸み込む程度に中央から外側に向かって渦を描く要領で全体の1/5ほどていねいに注ぎ、30秒程待ちます。その際、全体がお湯に浸らないようであればスプーンでかき混ぜて、全体の粉のガスが抜けるようにしてください。

注ぎ

2回目以降は中央に小さな円を描きつつ、表面が平らになってきたら注ぐのをやめます。お湯が落ちていってかさが減ったら再度お湯をたすことを4−5回ほど続けます。2分以内に注ぎ終わるのが目安です。

完成

お湯が落ちきったらドリッパーを取り外し、コーヒー濃度を整えるように軽く攪拌して、予め温めておいたコーヒーカップに注ぎます。お湯を注ぎ始めから注ぎ終わりまで、2分30秒~3分間でいれると酸味や苦味、雑味のバランスが取れた良いコーヒーに仕上がります。